子育て

韓国で子育ては大変?日本と違いや子育て事情を詳しく解説!

韓国 子育て 大変
Miho

日本のお隣、韓国での子育ては大変なのか気になる!

日本との違いや子育て事情について詳しく知りたい人もいるのでは?

この記事では…

  • 韓国で子育ては大変?
  • 日本と違いや子育て事情を詳しく解説!

について、韓国在住で2人子育て中の筆者がお伝えします!

韓国在住だからこそ知る韓国の子育て事情を一挙公開!

韓国で子育ては大変?

韓国と言えば出生率0.72(2023年)と毎年過去最低記録を更新中、教育熱心で学歴社会というイメージが強く、「子育て大変そう」と思っている人も多いでしょう。・

実際韓国で2人子育て中の筆者がズバリお答えします、大変です!!

その理由を挙げたらキリがありませんが、5つほどまとめてみました。

  • 夫婦分担が進んでいない
  • お金がかかる
  • 比較社会、みんなと同じでないととやかく言われる、干渉多い
  • 弱肉強食の文化、落ちこぼれをすくい上げてくれない
  • 大人優先の子育て、子どもの立場に立った育児スタイルではない

この中から、一番下の「大人優先の子育て」という点で言うと、例えば子連れ同士で夜に集まって、大人たちは夜遅くまで飲み会を開催。

その横で子供たちは結局動画を長時間見ることになり、眠たくなっても親たちは盛り上がてて寝かしてくれない…ということがよくあります。

病院に行くと治療を嫌がってる子供に対して「なんでそうなんだ!」と怒っちゃう看護師の人もたまに見かけたり。

もちろん全員ではありませんし個人差がありますが、日々生活しながら「子供より大人を優先してるな」と思うことが多々あるのは事実です。

今では慣れたけど、最初は戸惑ったな~

下記では、夫婦分担と、子育て費用の話をピックアップして詳しく取り上げていきます。

夫婦分担が進んでいないため大変

韓国在住のリアルな実感として家事はもちろんのこと、育児に関しても、日本より夫婦分担が進んでいない印象です。

日本では「夫婦で一緒にすることだ」「手伝うという感覚自体が間違っている」と言われ始めて久しいと思いますが、韓国でその考え方はあまり浸透していません。

実際、周りのママたちからも「夫が何もしてくれない」という声をよく聞きますし、それは共働き家庭であってもです。

2017年の「子どもを持つ親の雇用状況」を見てみると、韓国男性の1日平均の家事労働平均時間は45分、OECDの中で最下位、家事分担率は男性16.5%でした。

朝鮮時代「男尊女卑」の考えが強かった韓国ですが、それがいまだに尾を引いているのではないかなと個人的には考えています。

日本に帰るたびにパパたちの家事・育児に協力的な姿をよく見かけるからびっくりするよ!

とにかくお金がかかる

日韓の教育費データーを見てみましょう!

在学者1人当たりの学校教育費(単位はアメリカドル)
小学校中学校高校大学合計
日本9,37911,08311,87819,54051,844
韓国13,34115,21618,79011,28758,634
引用元:LIMO LIFE&MONEY くらしとお金の経済メディア

学校教育費の差は6,000ドル(約91,3470円)で韓国の方が高いという結果でした。

子ども一人当たりの月平均私教育費(習い事)
日本1万8627円2023年
生命保険募集業務R&C調査
韓国55万3000ウォン
(約6万2,000円)
2023年
韓国教育部・統計庁
「私教育費調査の結果」

習い事に関しては、なんと月平均で約4万5,000円の差が!

もしも韓国の平均年収が日本より遥かに高いのであれば問題はないのですが、韓国は約767万円、一方の日本は約582万円(2022年OECD)。

しかし、韓国の場合10%程度しかいない大手企業の労働者が、中小企業労働者の倍の給料を貰っているため、日本の平均年収かそれ以下の家庭も多いです。

にも関わらずこの教育費の高さ、家計をどれだけ圧迫しているかわかりますよね。

また、韓国の場合「子供には良いものを!」の考えが強いため、出産・育児グッズや子供服などもブランドの高い物を買う傾向にあります。

これだけでも韓国で子育てするとどれだけお金がかかるか、おわかり頂けるでしょう…。

お金はなくても車と子どもにはお金をかけるイメージ

韓国と日本の違いや子育て事情を詳しく解説!

韓国での子育ての大変さをズラズラ述べてきましたが、お隣の国ですし、義務教育が同じく6-3-3制のため似ていると思っている方も多いでしょう。

大まかに見たら確かに欧米よりは共通点が多いですが、細かく見ていくと違うことがたくさんあります!!

中でも、日本の家族や友人に驚かれたのが、「共働きでなくでも保育園に入れる」「小学校の方が幼稚園より終わるのが早い」の2点。

日本の特に都市部の場合、共働きでないのに保育園に入るのはほぼ不可能と聞きましたが、韓国は地域関係なく片働きでも保育園に気軽に入園可能です。

また、日本では子供が小学校に入るとママも働きに出る話を聞きますが、韓国の場合は子供が入学するタイミングで、育児休暇を取得するママがほとんどなんですよ。

幼稚園の方が遅く終わると言う謎のシステム。

共働きでなくても保育園に入れる

大人目線で子育てを見た時、「幼稚園までは韓国の方がラク、小学校からは日本の方がラク」だと思っています。

その大きな理由は、韓国では片働きでも気軽に保育園(オリニチプ)に入れるため。

早い子では6か月、平均で満2歳になる年から保育園に入るのが一般的で、満3歳になると、保育園に通ったことない子の方が少ないです。

もちろん入園の際、共働き家庭にはポイントが付くため優先して入れますが(未就学児が2人以上の家庭も)、日本ほどその壁は高くありません。

地域で人気のオリニチプになると、やはり片働きだとなかなか入園するのが難しいですが、特にこだわらないのであれば意外とすぐに入れます。

24時間子供とベッタリでヘタヘタのママにとって、この部分はとっても有難いですし、実際私も韓国の保育園制度には救われました。

韓国では入りたいオリニチプに待機をかけて、入園の順番さえ待っとけばOk!

幼稚園より小学校の方が下校が早い

韓国の保育園・幼稚園は、午後からも「放課後授業」というクラスがあるため、平均午後4時~5時に終わります。

一方で小学校に入ると4時間目までで給食食べてきたとしても午後12時半下校など、とにかく終わるのが早いっ!!

じゃあ登校時間が早いのかと言うとそういう訳ではなく、午前9時から1時間目が始まるため日本よりむしろ遅く、これまた驚きですよね。

高学年になっても5時間目までで午後1時過ぎ、6時間目までで午後2時半に下校のため、子どもの入学のタイミングで仕事を休むか辞めるママが多いのが現状です。

特に日本でいう学童サービスを受けられない共働き家庭の場合、放課後は習い事や学校の放課後教室を駆使して、どうにか回しているところもあるのだとか。

韓国で子供たちがたくさんの習い事に通う理由は教育熱だけではなく、このような背景も隠れているのです…。

韓国はどの習い事も送迎サービスがだいたいあるため、親の送り迎えが不要!!

まとめ

ここまで、韓国での子育ては大変なのか、日本との違いや子育て事情について詳しくお伝えしてきました。

  • 韓国で子育ては大変?
    ⇒大変
    ⇒夫婦分担が進んでいない・お金がかかるため
  • 日本と違いや子育て事情を詳しく解説!
    ⇒共働きでなくても保育園に入れる
    ⇒幼稚園より小学校の方が早く家に帰ってくる

ということがわかりましたね。

あくまでも、韓国で子育てしながらの個人的な意見です!

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Kii Mom
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1歳の女の子を育てるアラフォーママ。子育てや妊娠時の悩み、育児に関する情報を発信します!
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